子供に「早く」と言わないために知っておくべき影響

育児の悩み

子供についつい言いがちな言葉。
「早くしなさい」「早くして」「早く」「急いで」「時間がない」「遅い」「まだなの?」


今回はこの急かす言葉が、子供にどう影響するのかを『知る』回です。
結論から言うと、悪影響しかありません。

子供は自立心が削がれ、待てない子供になってしまいます。
待てないと言うことは、物事にじっくり取り組むことが出来なくなります。
何かを達成するには、じっくり取り組むための忍耐力が必要。
そして達成の積み上げは、自己肯定感と自信と行動力に繋がっていきます。


今回は急かすことで与える影響を知り、時間に対する思い込みが外れるよう、まとめていきます。

実際、私も急かしてばかりだった育児が変わりました。
読み終わって、少し意識を変えたら、案外急かさなくて大丈夫となるはずです。


こんな人に読んで欲しい

  • 子供を急かしてしまう人
  • 時間がないと思いがちな人
  • 子供の自立心を伸ばすための知識が欲しい人



急かすことで与える影響を知る

子供の行動は大人から見るととても遅いです。
そんな子供を大人のペースに合わせようと急かしていると、子供はどうなっていくのでしょうか。

指示待ちするようになる

やっといてねって言ったのに、全然出来てない。
早くしなさい!でようやく子供の腰が上がる。
それは子供が理解して動いたのではなく、早くという言葉に反応しただけです。

こういったことを繰り返していると、次に何をしたら良いのかと自分で考え動く訓練が出来ないまま、成長してしまいます。


急かすことは、子供が自分の力で考える機会を奪うことです。


やることが雑になる

遅刻するから早くして!言われて慌てて着替えた子供のシャツはズボンに一部引っかかってだらしなく乱れている。慌てて履いた靴はテープがちゃんと止まってなくてパカパカしてる。

絵を描いている所を急かして中断させたから、子供にとっては中途半端な仕上がりに。
それがいつものことになると、子供にとって雑な仕上がりが当たり前になり、間に合えばそれで良いという考えになってしまいます。


子供の作業を急かして中断させることは、『出来よりも早さが大事』と教えているのと変わりません。


待てない子になる

急かすというのは親が待てないということ。
子供は身近な人の真似をしながら、成長していきます。

子供も同じように待つ大切さを学べず、順番待ちにイライラしたり、抜かしてしまったり、待つことを諦めてしまったり。
待てないということは、忍耐力が育たないということです。


子供を急かすということは『待つことは不要』だと教えているのと変わりません。



時間がないという思い込みを手放す

時間がない、もう5分と待てない。
果たして本当にそうでしょうか?


急かして出発した後は、いつも遅刻していますか?
予定時間ちょうどですか?
それとも何分か前に到着出来ていますか?


遅刻をしたらどうなってしまいますか?
一度の遅刻も許されませんか?


毎日遅刻してるという人は、もっと早くから動くことは出来ませんか?
全ての時間がもう埋まっていますか?


子供が動かないのを頭に入れて、予め対策することは不可能でしょうか。


急かしたくなった時は、一瞬堪えて、このように自分自身に問いかけてみるのをお勧めします。
急かしてしまった後でも構いません。
あの時、本当に時間は少しも残されていなかったのかな?
そう振り返ることで、時間に追われる心を手放していくことができます。



意外に自分都合であったり、考えたら時間の余裕を作る方法が見つかったりするものです。



それでも時間に追われることはある。そんな時の対策。

とは言え、いつでも子供優先でのんびり構えることは難しいです。
そんな時も、なるべく子供の自立心の芽を摘まないようにすることは出来ます。

理由の説明とリマインド

今日はどうしてもという用事がある時は、子供が小さくても、前もってきちんと理由と時間を話しておきましょう。

話しておくことで、自分の意見が通らないのではなく、今回は理由があるので帰らなければならないと言うことが伝わります。


そうして、30分前くらいからあと何分で終わりだよ、と10分おきにリマインドしてあげましょう。
私たち大人でも、何かに夢中になっている時、予想外にその時間が終わってしまったら辛いものです。

子供にも、キリよく終われるように、リマインドはしてあげると良いです。


言葉かけの工夫

子供によっては楽しく次の行動に移りたくなる言葉があったりします。
競争好きな男の子だと、ようい、どん!とか、競争しようとか。
あとは、この時間に行かないと、とっても困るんだ、と言うお願いをするのが良いです。

子供には、まだ遊びたかったけど競争が楽しそうだったとか、親が困っていたから、など、自分自身の意思をそこに少し入れてあげるよう、工夫ましょう。

ただ楽だからと多用すると、子供の意思は置いてけぼりになるし、急ぐことで雑になるという影響は避けられないので、どうしてもの時だけにしましょう。


一番は予めの対策を

基本的に子供は何をするにしても時間がかかります。
でもそれは子供が自分で考えているからこそ。

出来ることなら、なるべく自分でやらせてあげたいし、自分で決めさせてあげたい。

そのために、予め余裕を持って予定を立て、待つことが苦手なら、待ち時間の気晴らしの仕方を考えておくのが良いと思います。


脳は何も考えずボーッとすると回復すると言うので、私は子供を待つ時間に『無』になりボーッとしてみたり、周りの景色を眺めて気分転換したり、子供と一緒の視点になって観察してみたり、など、敢えて時間と関係ないことを考えて自分の自由時間を作っていました。



まとめ

急かすことが日常になると子供は自分で考えることが苦手になり、忍耐力もつきません。
出来ることなら、親がいなくても、自分の力で人生を切り開いて行ってくれると安心ですよね。

そのために、ちょっと親が待つこと。
これが大切だと思います。


実は私、待つことがとても苦手で、急かしてばかりいたら、実際に息子にこのような影響が出たんです。
その後、必死に方向転換すると、息子も待てるようになったり、自分で考えてくれるようになりました。

今ではこちらがやる事をしっかりやった上で(リマインドなど)、息子の意思で遅刻したなら、息子が遅刻について考えるチャンスだと思ってのんびりやっています。

そんな呑気に構えても、結局遅刻はしていないので、せかせかしなくても意外に間に合うもんなんだなーと肩の力が抜けました。


時間に追われることが減ると、自分のストレスも減るので良い事だらけ。
是非、急いでいる時ほど、ちょっと立ち止まって考えてみて欲しいです。